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膝・足の痛み

膝・脚の痛みが発生する要因として、全身の体のバランスが崩れることによって引き起こすパターンと、捻る、伸ばすといった外傷的なケガによって引き起こす場合とに分かれます。
骨を動かす力と支える力のバランスの悪さから身体に歪みを生み、その状態で歩行したり動作したりすると、骨格を支えている筋肉・関節に負担がかかり痛みにつながります。
そのため、膝や脚の患部だけの施術だけでなく、その元となる全身のバランスを整えることが大切となります。

鍼灸は筋肉の緩和に効果的のため、負担がかかった膝関節周辺から下肢全体の筋肉の緊張を和らげていき、太ももの筋力や、骨盤調整など症状に応じて施術いたします。
初期であれば進行を抑えることもできるため、膝や脚に違和感があるときは早めにご相談ください。

 

膝の痛みの種類

変形性膝関節症

膝の関節軟骨がすり減ることによって変形していく症状です。
加齢によりでやすいものではありますが、過去のケガや肥満なども原因としてあげられ、階段の昇り降りや正座ができないなど日常生活に大きく影響してしまいます。患者様自身で運動療法や日常動作などの生活の中で気をつけていくことが大切な病気といえます。

ランナー膝

マラソンランナーに多い怪我になり過剰なランニングにより膝の関節に負担がかかり走ったり歩くと膝の外側がズキズキ痛くなるのが特徴です。

オスグッド病

小学生~高校生くらいまでに多く発症する関節痛です。成長期にみられ、膝の少し下の骨がポッコリ腫れてしまい、ランニングや屈伸、ジャンプしたときなどに痛むのが特徴です。

 

脚の痛みの種類

捻挫

関節の許容範囲を超えた動きをしたときに伴う損傷です。ひどい場合はパンパンに腫れてしまったり、実は靭帯が切れたり、骨折している場合もあります。また、最も怖いのが「時間がたてば治るだろう…」と放っておくとクセになってしまう可能性もあるため、できるだけ早期に適切な処置をすることが大切です。

外反母趾

親指が小指側に曲がってしまい痛みが発生します。足の痛みをかばって姿勢が悪くなることにより、腰痛や頭痛といった全身の不快につながる場合があります。ただの外反母趾だと軽視せずに、まずは治療を受けるようにしましょう。

足底筋膜炎

マラソンなどのスポーツをされている方に起こりやすい症状です。アーチ状になっている足の甲の骨を、弓のようにピンと張る役割をしているのが足底筋膜で、そこが炎症することにより痛みが発生します。

 

日常生活の中でできる予防法

筋力アップ

体重を支えている大腿四頭筋(ふとももの前側の筋肉)を強くすることで、関節軟骨の負担が軽くなります。椅子に座ってゆっくり片足ずつ上げ下げするだけでも、筋力アップにつながります。

膝の可動域を広げる

痛みによって膝関節周辺の筋や腱が固まり柔軟性が失われてしまいます。痛みを感じない程度に膝を柔らかくし可動域を広げるようストレッチをしましょう。

食生活の見直し

食べ過ぎや運動不足からくる肥満は、膝に負担をかけすぎてしまい軟骨の擦り減りを加速させてしまいます。
体内のエネルギー源であるタンパク質、軟骨を丈夫にするビタミンCをはじめ、最近ではグルコサミンやコンドロイチンといった成分も上にあげた運動療法と併用することで軟骨を健康に維持するためにいいといわれています。